細胞膜

アラキドン酸とオレイン酸

アラキドン酸は脳の健康維持や、乳幼児や子供の脳の発達には欠かせない成分です。
体中には多くの細胞が存在していますが、細胞を守る細胞膜はとても柔らかく、柔らかいことで様々なメリットをもたらします。
体内でも合成されていますが、合成にはリノール酸が必要となります。
リノール酸は必須脂肪酸の一種ですが、動物性脂肪である事から摂り過ぎに注意しなければいけません

リノール酸は植物性のものもありますが、過剰に摂取してしまうと、アトピーや喘息などのアレルギー症状を悪化させる事があります。
しかしアラキドン酸はリノール酸から合成されることもあって、どちらかが多すぎても少なすぎても問題です。

リノール酸はアレルギーだけでなく、過剰摂取によりガンの原因にもなると言われています。
このため摂取方法や摂取量には注意が必要です。

アラキドン酸もオレイン酸も体内で合成できますが、どうしても量が不足しがちです。
このため食事からの摂取が必要であり重要となるのですが、できるだけ植物性由来を意識するのがおすすめです。
オレイン酸ならオリーブオイルやナッツにも含まれますし、どちらも適量なら美容や健康にも役立ちますし、
アラキドン酸は不飽和脂肪酸のサポートにとても役立ちます。

リノール酸は食用油にもよく使われています。
アラキドン酸を合成するのに欠かせませんが、調理にもよく使われるサラダ油、コーン油、べに花油、ひまわり油に多く含まれています。
ナッツ類やマヨネーズ、炒りゴマに含まれますので、意識しなくてもかなり多く摂取してしまいます。
必要でも取りすぎるとアトピーや喘息の症状を悪化させるので注意してください。
摂取が必要でも量は最小限にする工夫は必要です。
調理油をヘルシーなオリーブオイルやキャノーラ油にするのもオススメです。

アラキドン酸とオレイン酸は積極的に摂取したい成分ですが、アラキドン酸は青魚や海藻、オレイン酸はオリーブ油やキャノーラ油のように、食材と油として使い分ける事も大切です。
リノール酸から合成されますが、リノール酸を過剰摂取するとアラキドン酸の過剰摂取にもつながるので注意が必要です。